Insta360 X2の撮影モードとStreetViewStudioの適合性②

Insta360 X2は通常の4K動画撮影以外に、いくつかの動画形式による撮影ができます。

その機能の概要とGSVへの適合性について詳述します。

タイムラプス撮影

タイムラプス撮影は、一定間隔で写真撮影を行い、繋げて動画にする機能です。

Insta360 Appの撮影設定画面

Insta360 X2のタイムラプスは、撮影間隔を0.5, 1, 2, 4, 10, 30秒、1, 2分に設定できます。

Insta360 Appの撮影設定画面

タイムラプスの解像度は5.7K、FPSは30FPSです。

FPSはFrames Per Secondの略称で、1秒当たりのフレーム数(写真枚数)を指します。タイムラプスで撮影した写真を動画で再生する際の設定となります。Insta360 X2ではこれらの設定は変更できません。

タイムラプス撮影は撮影間隔が通常の動画よりも長いので、同じ時間撮影した場合、データ容量とバッテリー消費量が小さくなります。

タイムラプス機能がGSV撮影では色々と良さそうですが、本当に適用できるものなのか簡単に試してみました。

まず、近所の公園の周りを通常の動画モード(4K, 30FPS)で撮影してGSVSに投稿した結果です(GPSはリモートGPSを使用)。綺麗に青線が引かれています。

通常の4k動画30FPSで撮影した場合

次にタイムラプスモード(5.7K, 0.5s)での撮影です。

タイムラプス(0.5s)で撮影した場合

GSVSでの処理は成功しましたが、青線としては失敗しています。同じモードで数回撮影を行いましたが、同じような結果になってしまいました。GPSのエラーでは無いようです。

Googleのヘルプを見ると、いくつか原因が考えられます。

  • 撮影時間(投稿される動画の時間)が短い
    • ヘルプには「カメラメーカーから指示がない限り、360°動画は 2 分以上録画するようにしましょう。ただし、1 回の録画は 60 分を超えないようにしてください。」と記載されています。タイムラプスでの撮影全体は2分以上かかっていますが、タイムラプスの特性上、投稿される動画は1分未満になっていました。
  • 撮影間隔が長過ぎる
    • ヘルプには「カメラでフレームレートがサポートされている場合は、フレームレートのリセットを検討してください。運転速度または自転車の速度: 5 フレーム/秒(FPS)、歩行速度: 1 FPS
      原則として、移動速度は次のように制限してください。1 FPS の場合は時速 8 km(5 マイル)未満、5 FPS の場合は時速 45 km(30 マイル)未満、7 FPS の場合は時速 70 km(45 マイル)未満」と記載されています。今回は0.5s間隔でしたが、要件を満たしているか確認が必要です。

タイムラプス撮影は奥が深いようですので、改めて検証を行いたいと思っています。

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