*この投稿では、初心者の私が勘違いと無知を曝け出した結果だけを載せています。さっさと解決方法だけ確認したい方は、以下の投稿をご覧ください。

タイムラプスモードを使いたい理由
ストリートビューの撮影では、場合によっては長時間(1時間以上)撮影が必要な場合が発生します。SUPで川を下りながら撮影する場合、川の中(SUPの上や河原でも)でバッテリーの交換やメモリーカードの交換はなるべく避けたいです。
タイムラプスモードは、撮影間隔が通常の動画よりも広い撮影モードです。このモードは同じ撮影時間範囲でも、撮影枚数が少なくなるため、バッテリーの消費量とメモリの使用量を大幅に削減できるようになります。
Theta XとInsta360 X系との違い
撮影モード
Theta Xには、動画モードにGSVなどへの投稿用として「8K 2fps」「8K 10fps」というものがあります。このモードでは、「2fps=1秒間に2枚」で動画を作成します。

Insta360 X4のタイムラプスは「0.5sに1枚(=1秒間に2枚)」で動画を撮影します。撮影間隔に関係なく30fpsで再生する仕様になっています。

両方の機体のモードは同じように1秒間に2枚撮影するわけですが、動画として生成する状態が異なります。つまり、Theta X(2fpsモード)は10秒間撮影した場合、20枚の写真を撮影し10秒間の動画として生成します。一方、Insta360 X4(Timelapse, 0.5s, 30fps)は、10秒間撮影した場合、20枚の写真を撮影しますが、動画としては0.66秒の動画になります。そんなことわからないよ。初心者には難しい・・・。
防水性
Theta XはGSV投稿専用のモード(5.7K, 2fps/10fps)が備わっているため、長時間撮影に対して優位性が高いです。一方、防水性が求められる川での撮影の場合は、Insta360 X4が優位性が高くなります。
今回の検証では、Insta360 X4とGPS情報の取得方法の組み合わせで、投稿結果に差があるのか確認を行いました。
使用した機器と組み合わせ
カメラ
Insta360 X4
TimeLapse撮影では、5.7K 0.5s(30fps)で撮影を行います。歩く速度(4~5km/h)では、投稿するための要件を満たせるはずです。今回の検証では大人が通常の歩く速度で撮影を行いました。自転車などの速度では撮影頻度が少なくなる可能性があります。
GPS情報取得
・Entry#1: GPSアクションリモコン(Insta360社製)
GPSアクションリモコンをInsta360 X4と接続し、取得した位置情報を動画に付与する方法です。Insta360 studioで.insvファイルから、.mp4と.gpxを分けて出力し、StreetView Studioで投稿します。
・Entry#2: Insta360 App
iPhone用のInsta360公式アプリです。スマートフォンのGPS情報をカメラに送信して動画に位置情報を付与します。
・Entry#3: Apple Watch
Apple WatchにInsta360 Appを入れることで、リモコンとGPS端末としてるようすることが可能です。と思っていましたが、Insta360 one X2とX3のみでX4は公式サポートされていませんでした。
Entry#4: ウェイログ(iOS)

Entry#5:ルートヒストリー(iOS)

検証結果
Entry# | GPS情報 | FullMotion Insta360 X2, 5.7K, 30fps | TimeLapse Insta360 X2, 5.7K, 0.5s |
1 | GPS アクションリモコン | ◯ | × |
2 | Insta360 App | ◯ | × |
3 | Apple Watch SE2 | ◯ | × |
4 | ウェイログApp | ? | × |
5 | ルートヒストリーApp | ? | × |
まとめ
Theta Xの「8K 2fps」モードで撮影した動画が、エラー無く「処理済み」になるのに対し、Insta360 X4の「Timelapse 5.7K 0.5s」で撮影した動画は、常にエラーが出てしまいます。
Insta360 X4とTheta Xの両方を購入した当初、「同じ(タイムラプス)モードが搭載されている」と認識していました。両機種のモードは、違う機能(目的)のものであるということが、検証を進める中で理解することができました(初心者なのでご勘弁を)。
次回はUL2GSVを使用して、TimeLapse動画の投稿方法について検証してみたいと思います。
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