Theta XにInsta360のレンズガードを装着レビュー

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Insta360のレンズガードを流用

Insta360 X3用着脱式標準レンズガード

Insta360 X3用着脱式標準レンズガードは、レンズ交換を容易にできるよう土台(アタッチメント)とレンズカバーが分離できるようになっています。アタッチメントはカメラ本体と両面接着剤で接着するような仕様ですね。

このアタッチメントが、Theta Xに装着できればレンズガードが取り付けられるはず!と思い、意気揚々と購入して早速Theta Xのレンズにつけようとしたところ、アタッチメントの内側のプラスチックの出っ張りがレンズと干渉して接着できない!見た目はドンピシャな感じだったので、かなり残念です。しかし、アタッチメントの出っ張り部分が1mm程度干渉している程度なので、何とかなるかも・・・、ということで少しばかり工作してみることにしました。

Insta360 X3のレンズガードを改造して、Theta Xに取り付け

アタッチメントを削る

内側の出っ張りを削る(両側)

アタッチメントには、レンズカバーをレンズ側から支える3点の出っ張りのうち、1つだけでべそみたいなものがあります。レンズの外側に干渉するのは主にこの部分ですので、ミニルーターなどで削ってあげればレンズサイズはちょうど良くなるはずです。

サードパーティー製などのアタッチメントの場合は、微妙にサイズが違うかも知れませんが、3つの出っ張りを少しずつ削ってあげることで、取り付けることはできると思います。

本体との接着面を削る(Logo側のみ)

Insta360 X3のボディーの曲面部分に合うように、アタッチメントの接着面は真っ平ではありません。Theta Xは比較的平らなボディーになっているため、アタッチメントを真っ平に整える必要があります。図の出っ張り部分を平らになるように削ってくださいませ。私の場合は、「Logo側」と書かれているアタッチメントの上側を平らにしてあげるだけで十分としましたが、接着面が完全に一致しているとは言えない感じでした。レンズを保護する、という目的だけなら十分という判断ですが、お好みでどうぞです。

両面テープを貼り替える(Logo側のみ)

アタッチメントを平らにしようとすると、あらかじめ貼られている両面テープは犠牲になります。再利用するために綺麗に剥がしてみよう、という考えは捨てましょう。私は両面テープを再び使える状態で剥がせるようチャレンジしましたが、2秒で諦めました。両面テープは予備が2セット付いてきますので、平らにしたアタッチメンに再度貼り付けてください。

アタッチメントを本体に装着してレンズガードをつける

「タッチスクリーン面」と書かれている方を、タッチスクリーン側に装着し、「Logo面」と書かれている方をロゴが書かれている面に取り付けます。レンズガードのツマミがついている方を上に取り付けます(Insta360 X3と同じ)。

純正では無いので仕方がないことはわかっているのですが、Theta Xの液晶画面に若干アタッチメントが干渉してしまいます・・・。カッコ悪い。仕方がないです。

レンズガード装着後の外観

アタッチメント装着時

アタッチメント部分の出っ張りと接着面がうまく調整できると、写真のような状態になります。アタッチメント自体が薄く作られているため、多少ボディーと離れていても両面テープで貼り付けることが可能です。見た目はあまり違和感はありませんね。

細かい点で気になるのは、Logo側(1枚目)の音声入力用の穴がふさがっている、タッチスクリーン側の画面に少し干渉しているという点です。

この状態で撮影した写真は下の「レンズガードなし(アタッチメントあり)」で紹介されています。

レンズガード装着時

アタッチメントにレンズガードを装着した状態です。アタッチメントを装着するために削った出っ張りは、レンズガードの装着にはあまり影響がなさそうです。

この状態で撮影した写真は下の「レンズガードあり(シリコンカバーなし)」で紹介されています。

レンズカバー&シリコンカバー装着時

AliExpressで購入したTheta X用のシリコンカバーを、レンズカバー装着後に取り付けてみました。レンズカバーを装着するのは想定されて作られていないものですので、やや無理やり被せた印象ですね。

レンズ部分のキャップも付属しているのですが、レンズガードを付けたため完全に収まらなくなっています。レンズガードを保護するには十分ですが・・・。

この状態で撮影した写真は下の「レンズガードあり(シリコンカバーあり)」で紹介されています。

レンズガード装着前後の撮影比較

非純正のレンズカバーを装着するにあたり、一番気掛かりだったのは撮影した写真への影響です。レンズカバーによる写真の劣化(光やアタッチメントの映り込み)がないか、ほぼ同じ条件での撮影を、アタッチメントだけと、レンズガード装着時、シリコンカバー装着時の3種類で比較してみました。

レンズガードなし(アタッチメントあり)

前後のレンズの境界部分のアタッチメントの写り込みはありませんでした。レンズの周りに黒いアタッチメントを装着したため、黒い筋が映ることを覚悟していたのですが、注意深く見てみましたがそれらしいものは見当たりません。ホッ。

レンズガードあり(シリコンカバー無し)

レンズガードを装着した状態での撮影ですが、上のアタッチメントのみの撮影と比較すると大きな差は見られません。レンズガード自体が、同じような360°カメラ用のレンズガードなので基本的には大丈夫なんでしょうね。こちらも同様に前後カメラの境界部分に、アタッチメントなどに由来する写り込みは見られません。ヤッター!

レンズガードあり(シリコンカバーあり)

シリコンカバーありの写真には、前後カメラの境界部分に黒い筋が走っていることが分かります。太陽の光が差しているすぐ近くに地平線?あたりから上空に向けて薄い一筋の黒いものが・・・。レンズカバーを付けた状態でシリコンカバーを被せた時、シリコンカバーが1mm程度レンズカバーに乗っかっていることは気になっていましたが、写真でもはっきりとその痕跡が分かります。シリコンカバーのレンズ穴を加工する必要がありそうです。

まとめ

Theta XInsta360 X3用着脱式標準レンズカバーを取り付けてみました。
・アタッチメントの取り付けには、少しばかり加工が必要でした。
・アタッチメントを取り付けると、マイク、タッチスクリーンへの干渉はありますが取り付け可能でした。
・レンズカバーを取り付けた状態での写真は、アタッチメントなどの写り込みはありませんでした。

少し加工が必要ですが、Theta Xのレンズガードにはあまり選択肢がないので、困っている方にはオススメです!

管理人

Hiroのアバター Hiro 管理人

誰のために何のために役立つか分からないことでも、楽しい、新しいことに夢中になるのことは、何歳になってもできると思っています。

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