撮影に使った機材やガジェットを紹介します。
- 360°カメラ
- GPS機材
- ドローン
- SUP
- スマートフォン
360°カメラ
Google Street Viewに一般ユーザーが投稿を行う場合、最も手軽に撮影できるのが360°カメラです。360°カメラは、複数メーカーから販売されていますが、GSVの投稿に向いているもの、向いていないものがあります。以下に、私が購入して実際に使用している機材を紹介します。
Insta360 One X2
Insta360 One X2は、ストリートビュー用素材を撮影するスペックを満たしているカメラです。ストリートビュー撮影用機材としてもGoogleのホームページにも紹介がありましたが、現在(2024年6月時点)では削除されています。他のカメラよりも価格が安価ですが、解像度やアップロードの容易さは他のカメラに引けを取りません。ストリートビュー用のカメラとしてはTheta Xなども検討の対象になりますが、川での浸水、防水性、バックアップ用にもう一台、などを考えた結果、Insta360 One X2を選択しています。2024年6月時点では、後継機であるX3、X4が販売されており、カメラ性能が向上しています。
Insta360 社製カメラ全般の注意点として、本体にGPSを内蔵していないため、スマートフォンまたはInsta360用のGPSアクションリモコンで位置情報を取得する必要があります。2022年以降は、Google Street View Studioによる動画のアップロードが公式の投稿方法になりましたが、動画とGPS情報の整合性が厳しく審査されています。また、ストリートビューへのアップロードの際に、位置情報ファイル(.gpx)を360°動画とは別に添付することができます
GPS機材
Insta360 GPSアクションリモコン
Insta360 X2にGPS情報を付与する一つの方法として、GPSアクションリモコンがあります。
このリモコンは、GPSを内蔵しておりInsta360で撮影した動画ファイルに、位置情報を付与することができます。
発売直後はInsta360 X3に対応するのみでしたが、ファームウェアアップデートにより、Insta360 X2でも使用できるようになりました。
2024年は、このリモコンを使用して多くの川の撮影をしましたが、残念ながら十分な位置情報が取得できず、画像が無駄になってしまうことがありました。この原因として、このリモコンのGPS情報の取得能力が低い、という事が考えられます。他のサイトでもレビューがありますが、木の葉っぱの影に入っただけでも、位置情報が取得できなくなるという指摘があります。私自身も成功率があまり高くないため環境によって使い分けるようにしています。
ドローン
DJI Mavic Air 2
SUPで撮影できないような狭い川、浅い川はドローンを使用して撮影します。
ドローンは航空法や河川管理者等の制約が多いため、河川管理事務所と土木管理事務所に確認の上、飛行に制限がないことを確認しています。河川は自由使用が基本になりますが、一部河川は管理者の使用許可が必要になります。
DJI Mavic Air2は2020年に発売された機体ですが、リモートIDを搭載しているので登録が容易になります。リモートIDがない機体は、別売りのリモートID機器を購入して取り付ける必要がありますが、機体に取り付ける作業や費用などを考えると、機体にすでにリモートIDが付属している型式を選ぶのが賢明と思います。私はこの機体以外に価格面で選択肢がありませんでした・・・。
360°カメラを機体に取り付けて撮影を行いますが、機体を改造することになるためDIPSで機体の改造申請と許可が必要となります。私は360°カメラを取り付けた状態の写真、重量、大きさなどの必要事項を申請の際に入力しましたが、2週間程度で許可が出ました。DJI miniなどもドローン撮影単体で考えると十分な能力がありますが、360°カメラを取り付けると重量が増加して飛行が不安定になるため、機体自体がある程度大きい方が安心だと思います。
SUP
SEAPLUS インフレータブルボード 320cm
スマートフォン
Insta360で撮影した動画はスマートフォンがあれば、Insta360アプリからGoogle Street View Studioにアップロードすることができます。